2022年09月18日

スプラトゥーンが面白すぎて危険を感じたので1週間で売った話

■スプラトゥーンデビューからの早すぎた終了

先週発売されたスプラトゥーン3、この三連休はたくさんプレイする方も多いかと思います。

存在自体を知らなかったスプラトゥーン
人気は耳にしたけどなんとなく手が出なかった2

を経て、ようやく3からスプラトゥーンにデビューしました!

発売直前まで全く興味もなく試射会すらやってなかったのですが、ふとやりたくなったので衝動的に。
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そして本日売って来ました。


元々対人ゲームのストレスが苦手なので「ストレス溜まってすぐ辞めちゃいそうだな」と思い、売ることも視野に入れてパッケージ版を買っていたのですが
まさか「面白すぎて危険だから」売ることになるとは思わなかった。

これはその顛末。


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Aランクまでしかやっていないのでガチ勢とは見えている景色も違うと思いますが、3からデビューした初心者目線で。
ヒーローモードは隠しステージ含め踏破済。


■スプラトゥーンの中毒性を成すもの
この手のゲームはオーバーウォッチ位しかやったことがなく、あっちも割とハマったのですが
それと比較しても中毒性が極端に高い作りになっているように思います。


@リスポーンが短くステージも狭いので常に前線にいることで活躍感を得やすい
スプラトゥーンのバンカラ(ランクマッチ)をプレイして最初に思ったのが、忙しいなということでした。
マップにより多少の差はあるもののステージは狭く、リスポーンも短く、味方の座標に飛ぶことが出来るので
常に最前線で撃ち合いを続けることができます。なのでよほど一方的な試合展開にならない限り
活躍した感じを得やすくなっています。実際にはイマイチ勝利に貢献していなかったとしても。



A評価システムも、よかったことにフォーカスするので活躍感が増幅される
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バトルNo1、塗りNo1、カウント進行No1など分かりやすいものから
味方のジャンプ先No1,注目No1など。

積極的にルールに関与すれば金評価3つもおおむね取れますし、そうでなくても
ひたすら塗っていればポイントはそれなりに高くなったりと「自分良くやってる」と思いやすい評価システムです。
実際、自分でも自分が戦犯だなと確信する程酷い動きをしてしまってもポイントだけは良いとかあったり。



Bゲーム内チャットがないので批判にさらされることもない
オーバーウォッチは結構ゲーム内で、試合の途中でもチームメンバーをけなす人がいたりで
それが嫌で辞めてしまったのですが、スプラトゥーンはチャットが一切ありません。
チャットあったら絶対「なんでホコ持ってるのにいつまでも前出ないの?」とか飛び交ってると思うんですよね。

それ自体はいい事だと思いますが、評価システムと相まって批判にさらされることがないので
自分のプレイングに問題ないか、と振り返る機会が生まれづらいです。



C結果として、負けた時「自分は活躍した=味方のせいで負けた=運が悪かった」と責任転嫁しやすい
Twitterなんかを検索すると「味方のせいで負けた」「自分はこんなに活躍したのにそれでも勝てない」という嘆きがものすごく多いのですが
自チームの味方が弱いなら、相手チームの味方も同じ程度に弱いと考えるのが自然なんですよね。
ある程度繰り返しても勝率が安定して低いならむしろ自分が足を引っ張っているのではないか、と。

ただ評価システムがよかった探しを積極的にしてくれるので、自分は頑張った!と思ってしまうのは無理もないです。
負けた試合をわざわざ全員の視点でリプレイ再生して客観的に評価とか殆どの人はしないでしょうし。



D自分の実力を地道に向上させる、など大変な作業は後回しに「運が悪くない試合」を求めてプレイを繰り返す
結果「弱くない味方を引く」ことに期待してマッチを繰り変えすという構図が生まれやすく。
幸い1試合は短いですし、
実際良いチーム(突出して強いプレイヤーが混じっている、ルールを理解しているプレイヤー率が高い)を引くと連勝できたりするので。

これが1:1の対戦格闘なんかだと、運で勝つことは殆どできないので勝ちたければ地道に練習をしたり、という大変な工程が入るのですが
4:4で1プレイヤーによる無双もしづらいスプラトゥーンだと「なんとなく勝ててしまう」ことがあるのが上手い作りだと思います。

「勝ったら実力、負けたら運のせい」になると「ハズレ以外」を求めて試合を繰り返したくなるのもやむなし。



■ゲームは一日一時間

ゲームの作り以外にも「ここにボムを仕掛けたら相手からは見えないからうまく引っかかるんじゃないかな」とか工夫できる余地が多いので
つい試したくなる、というのも純粋に良く作られてるな、と思いました。
対人戦に終わりはなく、延々トライ&エラーを続けられてしまうので
ハマりすぎるとこれで頭がいっぱいに。

僅か一週間ですが、寝る前にも「頭の中で仮想試合が始まってしまう」という状況になったので
さすがにやばいという事で、売却。そしてセーブデータも消去。

勿論「プレイは一日一時間」とか自制すればいいだけの話なんですが、
自制できる人間ならFGOで7年間もガチャガチャと回してないんですよね...。



早く手放さないと廃人化してしまう、というような違法薬物並みの危険性を感じつつ短かったプレイに別れを。
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薬物中毒者が何度も再犯してしまうように、
ソフトを売ろうがデータを消去しようがまたソフトを買いなおしやり直してしまう恐れはありますが
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刑罰かというくらい辛かった「オルタナの、その先へ」をもう一回クリアすることを思うと
手ももう一度は伸びづらいのではないかと思います。
ありがとう「オルタナの、その先へ」。でも作った人はちょっと反省したほうがいいと思うよ。


スプラ離婚みたいな話を聞いた時には、なんでそこまでと思いましたが
家庭のある人がハマるとそういうことも起こり得るよねとプレイしてみて初めて実感。
特にこのゲームに限った話ではないんですがハマりすぎにはご注意を。

薬物中毒だと出所後に売人が寄ってきて薬を渡してくるそうですが
一緒に遊ぶ友人もいないのでその心配はなさそうです。

でも周りの友達が遊んでたら辞められないだろうなー、、、
こんな娯楽に流されず受験だったり頑張ってる最近の子供は偉い

posted by ポワロ at 20:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする