■月の表側
TYPE-MOONエース vol1の初報より13年。
TYPE-MOONエース vol8のリメイク新グラフィック初報からでも8年。
待ち続けた月姫リメイク発売。
大丈夫だろう、とは思いつつ
思い入れがあるだけに、前のほうがよかった、となるんじゃないかという危惧も1%くらいはありました。
フルボイス化ということでCVもメルブラから一新されましたが、メルブラでのCVもかなりマッチしていましたし。
結果として。
期待をはるかに超える、文句など全くない出来でした。
ノベルゲームにはなかなか厳しい時代だと思うのですが、月姫がこのクオリティで発売され
売上的にもかなり成功と思われる状況は嬉しい限りです。
遠野家ルートが楽しみ。
というわけでネタバレ含みつつ書き殴り。
まだ最後までプレイしていない方はご注意ください。
■アルクED、シエルノーマルED
アニプレックス通販の特典である月姫通信Rでも奈須きのこさんのコメントがありましたが
アルクルートの基本線はネロ→ヴローヴの違いはあれ大筋としてはオリジナル通り。
ただしアルクのヒロイン力がめちゃくちゃ高くなってるのはデザインもさることながら
声の力が大きいんじゃないでしょうか。
アルクに限らずすべてのキャラクターについてCVは完璧。
メルブラも完璧だったんですが、メルブラ以降一度定着したボイスイメージがあったうえで
納得のいく音声はほんと凄いなと思います。
シエルノーマルEDも大筋としてはオリジナル通りなんですが、死徒先生の存在が
アルクルートとの大きな差別化要素になってますね。
ノエルは境遇が悲惨なのは分かるけどもー・・・若干引く・・・
みたいな壊れ系キャラだったので遠野家ルートでいい所見せてほしい気はしつつ、
シエル以外との関係性が殆どないので絡まない気もします。
■シエルトゥルーED
で、オリジナル同様シエルの泣き顔でEDかなと思わせつつシエルお亡くなり、志貴法王庁入り???みたいな
ノーマルEDを経てのトゥルーED。
光の巨人アルク vs 志貴 with ロア
ロアが完全に皮肉屋の相棒枠になってるのが面白すぎた。
FGOが特に顕著ですが、型月世界の強さ描写がインフレしていく中で
今基準だとアルクェイドそんなに凄く無くない?という部分をどう描くか気になっていましたが、
オリジナル展開でアルクェイドのスケール感がうまくアップグレードされた感じ。
セファールとか連れてこないとだめだあれ。
リメイクされたミニスカのほうがデザインとしては可愛いんですが、ここぞと言う時に
オリジナルのロングスカートを見せるのはファンサービスとして言うことなしでした。
シエルはキャラデザが一番変わったキャラですが、声も相まってかなりヒロイン感が増してたと思います。
でも下水に一年間潜んでたとかえぐいエピソードが追加されてて可哀そうすぎる。
武器とか鎧とか可動フィギュア映えするキャラなのでfigmaとか出てほしいですね。
色々つけると15000円くらいしそうだけど。
奈須きのこの勘違い銃を使うから弓なのだ、のシエル先輩が切り札として弓狙撃してたのもよかったです。
■死徒二十七祖
オリジナルでは空位とされていたいくつかの死徒二十七祖。
一部リストラみたいな話もありましたが、途中の背景CGで
これまで空位とされていた二十七祖が埋まっていました。
9/アルトルージュ
10/ネロカオス
11/スタンローブ
12/Lululilv?
13/タタリ
14/ヴァンフェム
15/リタロズィーアン
16/グランスルグ
17/トラフィム
18/エンハウンス
19/Zaria
20/メレム
21/スミレ
22/Chromelay
23/Zuckham
24/エルナハト
25/Be'ze
26/Agape
27/アルカトラズ
ベゼは本編にも名前が何回も出てきており、シエルの剣の師匠もやってたらしいですが
死徒に師事する状況とは・・・。埋葬機関の同僚自体が、とかいうのはさておき。
今後どこかで語られることを期待しつつ。
■埋葬機関
キッショウイン・キアラ
名前だけでも面白いのに、トゥルーエンドの流れでキアラの話が出てきて
やっぱりアレな感じらしく、テキストだけなのに異様に存在感のある人。
何を埋葬機関に入ってるんだ。
ファンサービスなので名前しか出ないんだろうなーとは思いつつ、ちょっと見てみたいです。
しかし奈須さんキアラ好きですよね…。
■残された謎とか小ネタとか
阿良句博士
怪人その1。
蜘蛛の死徒なんだろうなーというのは分かるんですが、アラクの名前の由来が全然わからずにいたところ月姫マテリアルでフルネームを見て納得。
阿良句寧子でアラクネ子。
月姫通信Rで「遠野家に食客として死徒がいたら面白いよね」みたいなことが書いてありましたがまんまですね。
とはいえさすがにこのキャラとのルートはないんではないかと思います。
ヴローヴの嫌いなものかつ憎悪の対象、かつ彼があれだけの力を発揮した原因である
改造魔は阿良句博士のことなんでしょうが、ヴローヴとの共闘とかあったりするんですかね。
遠野家ルートに関わってくるのは間違いないんですが、誰のルートでどう関わってくるか全く読めない人。
この人の注射で到達するバッドエンドは、フラグ立てからエンドまでかなり間があるのでバッドエンド埋め最難関だと思う。
能登麻美子さんがこういう感じの役をするイメージがなかったんですが、まさに怪演。
この人藤乃とかアルテラもやってるんですよ。。。
斎木業人
怪人その2。
琥珀より翡翠と縁がある、みたいなセリフもあるので関わってくるとすると翡翠ルートがメインなんでしょうかね。
話してると毎回嫌な気分になるメンタル系怪人と思いきや、一部バッドエンドではサクッと殺してくる人。
志貴を殺したらさすがに秋葉がキレると思うんですが、物理的な力関係でも上だったりするんでしょうか。
斎木みお
マテリアルにも「みお」とし書かれておらず、七夜黄理が天敵という謎の少女。
と思いきやごくワンシーンでだけ苗字が名乗られるという。
怪人の娘か親族かわかりませんが同じ中学出身の後輩ということで実は新ヒロインの可能性ありそうな子。
秋葉を除くと他に年下キャラって本編にはいないんですよね…。
シエル(ロア)のしていた儀式
えぐい感じで描かれていたシエル(ロア)の儀式ですが、アラクネやヴローヴなど死徒が何人も集まっているんですよね。
「殆どうまくいっていた」らしいですが、何の儀式をしていたのか不明。
シエルルート終わっちゃいましたがこの後書かれたりするんでしょうか。遠野家ルートではやらない気がするんですが。。
シエルにもロアだった時の記憶が残ってるので覚えているはずなんですが特に語らず。
学校地下、公園地下の空洞
槙久が土地をごにょごにょしていた怪しすぎる空間。
何かの儀式用という感じですが、アルクェイドもシエルもスルー。。。
槙久がらみなので遠野家ルートで語られるのでしょうが、オリジナルの遠野家シナリオとはちょっと結びつきが想像できないので楽しみです。
相当オリジナルから変わってきそう。
黒い人影
ロア、というか四季で間違いない…と思いきやノエルにあっさり消滅させられる人。
四季逝ったー!!!と盛り上がってたんですが、そのあと普通に出てくるんですよね。
分身体みたいな解釈もできるんですが、ロアが分身を作って云々みたいな描写が一切ないので
あれなんだったんだろう、という。
少なくとも死の線(に近しいもの)が見えているので、四季だと思うんですがうーん。
高田くん
フローチャート埋めてみたんですが、どこにも出なかったですね。しょんぼり。
内輪ネタではあるのでやっぱりこの規模になるとふさわしくないと判断されたんでしょうか。
■The Other Side of Red Garden
エンドをすべて埋めるとみられる遠野家ルートの予告映像。
今度こそさっちんエンドがありそうで本当に楽しみです。
我々は月姫PLUSからずっと待っていた。
琥珀さんエンドのラストが変わらないのであれば来年夏にはプレイできることを祈りたいです。
ノベルゲームはどちらかというと斜陽ではありますが月姫リメイク、
オリジナルをプレイした人もFateから入った人も是非プレイしていただければと思います。
本当に、待った甲斐があった