2019年02月11日

Fate/stay night Heaven's Feel をようやく見た

■久々の映画館

公開されてから1か月以上たってますので
感想なんかもツイッターとかで散々上がった後ではありますが。

ようやくヘブンズフィール第2章を見に行けたので、超面白かったよ見に行こう!というだけの感想日記です。
ネタバレありありですのでその点ご容赦を。

■見どころその1 バーサーカー vs セイバーオルタ
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原作でも黒い影を振り切って突進したり、さすが大英雄なバーサーカーですが
映画を見た後だと原作はあっさりに感じるくらい暴れ放題のバーサーカー、そしてセイバーオルタ。

原作における章タイトルが「爆心地へ」なのですが、爆心地というフレーズが比喩でなくそのまんま。
セイバーオルタは影の関係でブースト状態になっているとしても、バーサーカーは素でアレなので
あらためてUBWとか見るとギル様よく圧勝したな…となること請け合い。

殴り飛ばした後、相手の吹き飛ぶ先に先回りして蹴り上げとか
ドラゴンボールの世界観でもやっていけそうな暴れっぷり。

最終章でアレを倒せることに納得感の出る演出って相当難しいと思うんですが、
いまからナインライブズ・ブレイドワークスのシーンが楽しみです。


■見どころその2 ローアイアス
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バーサーカー vs セイバーオルタ戦の後、逃走する中で
凜をかばってアーチャーは影に貫かれ、士郎は影の爆発で左手を失うーーーのは原作と同じなのですが、
追加されたシーンとして影の爆発に対し
アーチャーがロー・アイアスを使い、士郎がそれを目撃する場面が。

1章でもルールブレイカーを目にするカットがありましたが、
2章ではローアイアスが士郎の目に長く映り込む、印象的なシーンになっています。

原作のHeaven'sFeelでは士郎がロー・アイアスを目撃することはないので
終盤の展開は「アーチャーの左腕から読み取った」という解釈になるんでしょうが
映画はこの後の展開と繋がりやすくなるよう、このシーンを丁寧に描いています。

左腕がらみだと言峰による説明シーンはカット。
士郎のモノローグがないのと合わせ、左腕の時限爆弾感が伝わりづらいのだけはやや残念。

時限爆弾としての左腕が移植されたことで、腕を単に失うよりも
「もう日常に戻れない」感がHeaven'sFeelの雰囲気を作る一役を担っていると思います。


■見どころその3 鍵
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ちょっと臙条君思い出した。

中学生の桜がもらった衛宮家の鍵が「大切なもの」として印象的に使われていました。

一度目は、逃げ出した際に落としていく物として。
二度目は、帰る場所として、もう一度与えられた物として。
三度目に、臓硯との対決を決意し「もう戻れない」という覚悟として自ら置いていった物として。

鍵を帰るべき場所のシンボルとして使うのはおなじみの手法ですが、こういう演出大好き。


■見どころその4 えこひいきしたっていいんだよ

で。


派手なシーンでも何でもないのですが、個人的に今回の映画における最大の見どころ。

士郎が桜の味方になることを決めた後、
桜のお見舞いに大河が来るシーン。

士郎から「正義の味方になる」という夢を奪ってしまったと嘆く桜に
「別にえこひいきしたっていんだよ」
「士郎がなりたいのが切嗣なら、切嗣だってそうだったよ」
という風なことをサラッと。

劇中で士郎も桜も、切嗣のような正義の味方の道に反した、と捉えているんですが
誰でもの味方でなくとも、誰かだけの味方であっても別にいいんじゃない?という肯定。
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原作の時点では切嗣の描写がまだ不足していたのでそこまで分かりづらいのですが、
(厳密にはパラレルだけど)Zeroを経た後だと、切嗣も最終的に「機械的な最大多数の最大幸福」を否定してるんですよね。

ついでに扉の向こうで聞いているイリヤに
晩年の切嗣が何を思っていたのか、間接的に伝えるといういい仕事っぷり。
士郎とエミヤが聞いていなかったのが残念です。

ここは原作には一切ない、というか大河の出番自体がHfにない・・・中において
映画が生んだいいシーンだと思いますので是非一度ご覧ください。


■お色気シーンはぎりぎりセーフ

Heven'sFeelといえば元が元なので、気まずいシーンが盛りだくさんみたいな評判がそこかしこで。
映画のベッドシーンとかが苦手な身としてはちょっと心配だったのですが
個人的にはぎりぎりセーフ。

艶めかしいシーンもあり、虫のキモイシーンもあり、ということで万人にお勧めとはちょっと言いづらいですが
原作からのファンは勿論、FGOからのファンも一度ぜひ見に行ってみるといいよ!という宣伝まで。
posted by ポワロ at 22:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

去り行く年

■今年も一年、無事過ごせました

2018年が終わり、平成も終わりまであとわずか。
今年はどのような年だったでしょうか。


・・・仕事してた記憶しかないね?


望んだわけでもないですが、仕事にエネルギーの大半を割かざるを得ず
いろんなやりたかったことが積み残しになりました。積んだままの本とかゲームとかがえらいことに。
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発売日に買ったのに割と序盤で止まってる・・・!

とはいえ。とても良いことはなくとも、とても悪いこともなく。
それなりに平穏な一念だったので、願わくば来年も平穏でありますように。
もう少し残業が減ってくれればなおよし。

■終わりが見えてきた、GrandOrder
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一時期休止していましたが、浅上藤乃実装でまんまと戻されたFGO。

TYPE−MOON作品は数多くあれど、空の境界はその中でも特別だから仕方ないネ。
ストーリーには全く絡んできませんが、そもそも小説から20年近くを経て
また表舞台に出る機会があるとは思ってなかったので嬉しい限り。

FGOは、古くからのファンほど複雑な気持ちを抱く、そういった感想をそこかしこで見かけます。
言いたいことはわかる、という部分もありつつ
あれやこれやを掘り返し、新しい舞台を与えたことは手放しで称賛したいです。


「2部完結でFGOは閉める」という発言が一部で騒ぎになったインタビューですが、
大変読みごたえがあるので未読の方は一読をお勧め。

個人的にはシナリオあってこそのFGOなので、物語が閉じればゲーム自体が終わるのも当然、という感想。

Fate自体が「サーヴァントとの別れ」を重要なものとして描かれた物語であることは
過去のインタビューでもたびたび語られている通り。
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ーーー終わりでも見てみないと。

というわけでおそらくは再来年あたりになるであろう結末が、(2020年完結として)5年間の時間に見合った
素晴らしいものであることを願うばかり。

それはそれとして福袋は無記名以外を切に希望します(´・ω・`)


■PSO2

こっちはこっちで「サービス10年大丈夫か・・・?」みたいな話ばかりが聞こえてくるPSO2。
ちょいちょいブログやツイッターで情報は入れているのですが、
「よくなったよ!!」みたいな話があんまり聞こえてこない・・・。

見返すと今年は6月ごろまでプレイしていたものの、その後を境にさっぱり。
特に何かやる気を失わせるような問題があったわけでなく、
「あんまりやることないなー」と自然とフェードアウト。

安易な高難易度化・コア化は失敗への最短距離、ということは過去の諸々が証明していることですが
それを踏まえてもPSO2は良くも悪くも「復帰して1か月もすれば大抵のことが追い付ける」くらいのバランスなので
割とすぐ「この後何しよう?」になってしまいました。
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フレンドさんとしょっちゅう遊べるような人だとまた違うと思いますが、
現状だと「☆16が実装されたらまたちょっとやってみようかな・・・?」くらいの気持ち。

来年には新クラスも始まるそうなので、思わず再開したくなるような熱気が感じられるといいなあ。

■PSVR
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かたや、近年スマホゲームに押されっぱなしの印象があったコンシューマーゲームはいいもの続々。
特にPSVRは、初期のゲームといいつつゲームになっていないものが多かった惨状から
「もうだめかな・・・」とあきらめていたものの、ここにきてようやく待ち望んでいたものが。

VRの用意はハードルが高いので、今後もセールス的には厳しいものが続きそうですが
astroboot、デラシネと今後に期待したくなる一年でした。
特にastrobotはVR持ちは買わない選択肢がないです。

とうとう年内は日本版配信が間に合わなかったbeatsaberも早く・・・!

■amazonで買える時代
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とかなんとか書いてたら、頼んでいた本が届いたので読んでたら年が明けてしまいそう。

皆様よいお年を。
エルメロイII世の事件簿はkindleでも配信されていますよ・・・!(宣伝)

posted by ポワロ at 18:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月30日

Déraciné ネタバレありで感想垂れ流し

■VRの世界で描かれるクラシックアドベンチャー

というわけでDéraciné
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先月末の時点で購入はしていたものの、なかなか時間が取れずようやくプレイ。
1日2日でクリアできるかと思いますが、プレイ時間以上に印象に残る1本。

VRでないと実現できないゲームか?というとそうでもないのですが、
VRだから世界に浸れる、という部分はあるかと思います。

というわけであまりに琴線に触れる部分があったのでご紹介。
ネタバレ有りなのでご注意。


■命の時間を奪い、与える
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画像は、ブドウから奪った命の時間を花に与えることで、枯れた花を蘇らせる場面。
「花を蘇らせる」というのは物語でよくある「いいシーン」なのですが、命を奪われたブドウが
灰のように消えていく様はどこかおどろおどろしい印象を残します。

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しばらく続く、少年少女の愉快なやり取りを見ながらも、
不安を掻き立てるような要素がそこかしこに。

それは、
「妙に厳重に施錠された寄宿舎の門」だったり
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「ユーリヤに話しかける子供が一人もいない」ことだったり。



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決定的になるのが「過去に戻り、大けがをした子供を救ってほしい」という校長の願いを叶えるため
校長自身の命の時間を奪い、その力で過去に戻るシーン。

命の時間を奪われた校長はみるみる生気をなくしますが、
このあたりで「本当にこの選択をしてよかったんだろうか」という不安を常に抱えながら
シナリオを進めることに。


過去に戻り、大けがをするはずだった子供を救うことは出来た。
少年の友達だったネズミを蘇らせた。
みんなが自分のために開いてくれた演奏会も見届けた。
みんなが妖精を友達と呼び、心を通わせていく・・・・

と、穏やかなシーンが続いていくのに不安は増す一方。




■以下、重大なネタバレが含まれます
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和やかな演奏会の終わりに、さくっと明かされる事実。
ユーリヤはとうに死んでいました。

まあまあ、ここまでは予想できる。

「死んだはずのネズミが生き返ったんだ。妖精は死んだものを生き返らせることが出来るってほんとなんだ」
「ユーリヤを生き返らせるために(出ちゃいけないと言われている)外に向かおう」

ーーー完全に厄いフラグが立ってます。
というかこれやっぱり、プレイヤーが良かれと思ってやったことが裏目に出るパターンですね。



いかにもゾンビとか出てきそうな悪天候の中、外を目指す子供たち。

衣服だけを残して消えていく少年少女。
子供たちのいる山小屋の周りをうろつく、あやしい金色の影。
ってあれ、なんか自キャラの腕と色似てませんか。


妖精は通常、植物のような小さなものの命しか奪えない。
けれど金枝と呼ばれるアイテムがあれば、人間のような大きなものの命の時間も奪えるようになる。

校長から奪ったように。
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やーめーろー!


その後、川辺に校長の車いすだけが残されていて、身投げでもしたんだろうか・・・
生存者が首吊りでもしてたらどうしよう・・・とびくびくしながら探索を進めると
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一人だけ生き残った少年が
「自分の命を使って過去に戻り、みんなを救ってほしい」と震え声で嘆願。

ほんとにこれやっていいのか・・・他の選択肢があるんじゃないか・・・と
未練がましく校舎中を歩き回るものの他に手はなく。

命の時間を奪ってミイラ化する友達を横目にタイムスリップ。


子供の一人が外に出るための鍵を持っていたから、それを奪ってみても。
ネズミを生き返らせたことが子供たちを外に向かわせてしまったから、生き返らせるのをやめてみても。
自分がやってしまったことを取り消しても未来が変わらないあたりは
シュタインズゲートの「世界線の収束」を思い出す展開。

何度も繰り返した先にようやく、命の時間を奪われミイラ化していたユーリヤを元に戻すことに成功
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めでたしめでたし。


でも、そもそも誰がユーリヤの命の時間を奪ったのか。
悪い妖精は寄宿舎には近づけないはず・・・。

と疑問を感じる絶妙なタイミングでいきなり無音になるBGM。
これまでずっと安全だった寄宿舎の1階に、唐突に残されている子供たちの服。

唐突にチュートリアルに戻され、???と思う矢先。
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チュートリアルの最後に、金枝を使って命の時間を吸い取ったけれど
そこはいったい誰のベッドだったでしょうか。


■今、全てを理解した。
というわけでDéraciné終了。
もちろん最後は納得のいく結末が待っています。

短いプレイ時間の中で子供たちに感情移入させる丁寧な演出、
予想できる謎と、予想を裏切ってくる展開

とアドベンチャー好きにはたまらない一本。
ムーブコン2本必須というのが若干ハードルが高いですが、その分ゲームソフト自身は安いので
PSVRをお持ちのADV好きは是非。
posted by ポワロ at 04:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする